iPhone5の発売とあわせるように、ドコモ・ソフトバンク・auの3大キャリアでLTEの繋がりやすさ戦争が勃発しています。
各キャリアでは、「人口カバー率」という言葉を使って自社のアピールをしていますが、実はこのカバー率というものをどのキャリアも同じように使っていないという話があります。
総務省での定義
「人口カバー率は各地の市町村役場や役場支所、出張所の庁舎に電波が届いている」かどうかということのようですが、これを採用しているのはドコモだけです。
実人口カバー率
これはauとソフトバンクが採用しているもので、地図を500メートル四方で区切って、そこの領域の一部でも繋がれば、その領域をカバーしているとして計算しています。
上記の2種類の方法に加え、使っている電波領域も2GHz帯であったり、800MGHz帯であったり、それを合計したものなのかどうかなど、直接比較できるデータを各社とも非公表のまま宣伝しているというのが現状です。
どの会社も自社が一番、というようにアピールしたいがために一律に比較できないデータを出しているのは利用者にとっては非常にわかりにくいものです。
キャリアの出したデータを鵜呑みにせず、人口カバー率100%になったとしても、実際に使いたい場所でかならず繋がるわけではないということを理解しておく必要がありそうです。