格安スマホは月1000円で2GBの時代へ IIJmioが仕掛けるデータ増量の流れ

格安SIMサービスの大手IIJmio(インターネットイニシアティブ)は2014年10月1日より、月額900円で利用できる「ミニマムスタートプラン」の利用可能データ容量を改定し、月間1GBから2GBへ倍増させます。
IIJmio ウェルカムパック
 2013年頃より急速に事業規模が拡大しているMVNO(仮想移動体通信事業者)による割安なデータサービスを提供する企業が増えています。当サイトでまとめた「格安SIM(MVNO)最安値比較」に登場する主要サービスだけでも10社以上があります。

今年の9月からはコンピューター周辺機器メーカー・ELECOM(エレコム)もdocomoのネットワーク網を利用した「SkyLink Mobile」を開始しました。

MVNOを行っているサービスは多数ありますが、最近までそれぞれのサービスの価格・利用可能なデータ通信量はほぼ横並びの状態にあり、SIMフリー端末のセット販売によって差をつけてくる企業も見られました。

しかし、ここにきてIIJmioの月額1000円以下で2GBのデータ通信を可能とするプランが登場し、格安SIM業界に価格破壊を巻き起こそうとしています。IIJmioでは今回2GBにアップさせる「ミニマムスタートプラン」は2014年3月まで500MBで提供されていました。わずか半年で4倍ものデータアップを図ってきたと言えます。

他社ではまだ月額1000円前後で500MB~1GB(1000MB)のサービスがほとんどであるため、IIJmioのSIMおよび同系列のビックカメラで購入できる「BIG SIM」のプランがダントツにコストパフォーマンスが優れるという状況になっています。

IIJmio 【ビックカメラグループオリジナル】BIC SIMウェルカムパック マイクロSIM
IIJmio ウェルカムパック

今後、10月以降は他社もIIJmioに追随して価格の変更・各プランの通信容量に関する制限を向上させてくるものと予想されます。通常のドコモやauといったキャリアでの契約と変わらない大容量データ通信もMVNOの方が安く使えるようになると、今後ますます格安SIMの需要が高まってくることが確実視されます。

参考ページ:格安SIM・MNVO解説:IIJmio(docomo, SIMフリーiPhone利用可)

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