5月21日、消費者庁がauを運営するKDDIに対し、iPhone5のLTE人口カバー率に関する誇大広告について、景品表示法違反として処置命令を下しました。
これは、auのパンフレットやホームページ上に、2012年12月末までに auの高速通信サービス「4G LTE」を人口カバー率96%まで拡大させる、などと掲載していたのに対し、実際にiPhone5が利用できる地域はわずか14%に過ぎなかった、ということのようです。
ちなみに、この誤表示については3月時点で明らかになっており、auの公式ホームページ上(http://www.au.kddi.com/information/topic/mobile/20130315-01.html)にお詫びが掲載されています。
auで実際に利用できる4G LTEマップはこちらのページで公開されています。 今回のご表示を反省してか、サイト上には人口カバー率に関しての言及が削除されています。
本件に関しては4月にKDDI社長の田中孝司氏が会見も行い、「抜本的な改善を進め、経営の最重要課題として信頼回復に努めたい」とのコメントを出しています。また、社長の3ヶ月間20%の減給などの責任を取っているとのことです。