SIMフリー端末やSIMロックを解除したスマートフォンなど格安で利用できるMVNOの「格安SIMサービス」が多数登場していますが、ここでは俗に「アンテナピクト問題」と呼ばれる格安SIMカードを使った場合特有の問題について解説します。
格安SIMカードの一般的な解説や業者の一覧比較については下記ページを参照下さい。
・「パケ代を節約できる「格安SIM」とは?MVNOサービス解説」
・「格安SIM(MVNO)最安値比較 」
「アンテナピクト問題」とは、簡単に言えばMVNO業者が提供するSIMカードをスマートフォンに挿して利用しようとすると、スマートフォン端末のアンテナ表示が正しく行われない、というものです。
具体的には、確実に電波の届く範囲にいるにもかかわらず「圏外」や「アンテナ0本」と表示されたり、ネット接続が出来る状態にもかかわらず、「ネットワークに接続できません」という警告が出たりすることがあります。
たとえば、ほとんどのMVNO業者のデータSIMカードでSIMフリーのiPhoneを利用する場合、このアンテナピクトは表示されないという現象が知られています。
Android OSのスマートフォンでも同様に、機種やOSのバージョンによっても挙動が異なる場合があります。
通信自体は出来る状態であっても、アンテナ表示が出来ないということがありますので、格安SIMを購入して白ロムを初めて使い始める際には、「アンテナピクト問題」が起こりえる、ということを知っておくと対処し易くなります。
アンテナが立たなくてもそのままデータ通信が可能ですが、Android機種では電波が受信できていないことに起因する「セルフスタンバイ問題」が起きて、本体の動作使用率が上昇してバッテリーの消費を早めてしまう、という現象も知られています。
上記の問題はSMS対応サービス・音声通話サービスのあるSIMカードだと発生しないようです。データ通信端末のみのSIMカードで発生率が高いようで、具体的な回避方法というものはないようです(こまめにデータ通信を使わないときに電波OFFモード・機内モードに切り替えることでバッテリー消耗は減らせます)。
SMS対応のサービスは以下のようなものがありますので、 アンテナピクト問題が気になる方はMVNO業者を選ぶ参考にして見て下さい(各サービスの解説ページへ移動します)。
OCNモバイル ONEのSMSサービスは2013年12月7日より始まったばかりのサービスです。古いSMS非対応のカードからのサービス変更手数料が来年1月末まで無料で行えます。
参照:てくろぐ /上記のIIJmioの技術者の方が運営されているサイトです