iPhone5では、NFC(おサイフ機能・Felicaの外国版)の代わりにPassbook(パスブック)という新しいアプリケーションが搭載されました。
Passbookは、飲食店・ショップのクーポン、映画チケット、航空券などをQRコードやバーコードでiPhone5のディスプレイに表示し、店舗でバーコードリーダーで読み取って利用できる、というバーコードサービスの管理アプリのことです。
位置情報を読み込み、クーポンが使えるショップに近づくと、自動的に利用可能なクーポンがPassbookトップに出てきたり、アラートを出したりします。また、ポイントカードやプリペイドカードと統合し、残高の表示をしたり出来るようです。
まったく新しいサービスのため、日本国内での対応はまったくの不明です。21日のiPhone5発売後すぐに使える店舗が国内であるのかは明らかにされていません。
ただ、Passbook自体は2012年6月時点でアナウンスされていたため、大手サービスには対応準備がされているかもしれません。
また、このPassbookでの読み取り自体はバーコードリーダーさえあればよく、タッチ式のFelica読み取り端末を用意するよりも費用が安いため、今後の利用範囲の拡大は見込める可能性もあります。
<15日追記>
電通がPassbook対応のクーポン発行サービス「PASSSS」を21日からクーポンサービス向けに提供を始め、年内にチケット販売にも対応するとプレスリリースを出しています。具体的にこのサービスに参加する企業・サービスが登場するのはまだこれからだと思われますが、日本でもある程度普及する可能性が出てきました。
<関連記事>
・iPhone5とiPhone4Sのバッテリーの持ち具合比較はこちら
・iPhone5の確定スペックまとめ
・iPhone5の白ロム価格予想
・iPhone5に採用された「nanoSIM」とは?
・au版とソフトバンク版のiPhone5の違い