Apple Online Storeにて日本でもSIMロックフリー版のiPhone5s,5cが購入できるようになりました。
国内のSIMフリー版を購入してドコモやソフトバンク・auの回線で利用することも出来ますが、データ通信をあまり行わない方は、MVNOサービスのいわゆる「格安SIM」を利用することで、出費を抑えることが可能です。
Appleの公式通販サイト「」で購入できるiPhone5sの価格は以下のようになっています。
iPhone5s 16GBモデル/71800円
iPhone5s 32GBモデル/81800円
iPhone5s 64GBモデル/91800円
一方、ドコモで2年間の利用を前提に、iPhone5s 16GBモデルをパケットプランに加入して新規購入をすると、2年間の総額は以下のように計算されます。
・基本料金 780円×24ヶ月
・spモード 315円 ×24ヶ月
・パケット定額 5460円×24ヶ月
・本体価格分割価格 3990円×24ヶ月
・毎月割 -3990円 ×24ヶ月
以上2年間総額合計 157,320円の実質出費となります(契約手数料別)。
ここで、SIMフリー版iPhone5s 16GBモデルをApple Online Storeで購入し、b-mobileのスマホ電話SIM(詳細はこちらのページを参照してください:格安SIM・MNVO解説:b-mobile)を利用した場合、
・月額 1560円 ×24
・本体価格 71800円
以上2年間総額合計 109,240円の実質出費となります(契約手数料別)。
b-mobileのスマホ音声SIMにはLTE通信分は含まれていませんが、200kbpsで上限無制限の通信が可能です。また、チャージをすることでLTE速度での通信も出来るようになります(日本国内で販売されるApple storeのSIMフリーiPhone5sはドコモの回線で利用できるとされていますので、LTEも掴むはずです。利用にはb-mobileの公式サイトにあるAPN構成プロファイルの追加インストールが必要です)。
使いたいときだけXiのデータプランを追加しながら運用すれば、2年間で数万円くらいは簡単に節約が可能となります。
*毎月かなりの通信量を使っているヘビーユーザー(月に3GB以上)の場合は、格安SIMを使うメリットはあまりありません。 いつでも契約変更・停止が出来るという利便性はありますが、価格面では毎月3GBのチャージを24ヶ月行うとドコモのパケフラプランと同じくらいの料金が掛かります。
また、もっと安い通信プランのSIMを選べば、もちろんもっと出費を減らすことも可能です。究極的には通話が出来なくて良いならばWi-Fiで運用すれば、端末代金以外はお金が掛からないことになります(Wi-Fi環境の維持費は別)。
格安SIMでは通話プランが弱いため、よく電話を利用する方には通常のキャリアで購入したiPhoneを使ったほうが良いこともあります。
SIMフリーiPhone5sを使えば誰でも安く、便利に使えるというものではありませんので、ご注意下さい。
<関連記事>
・パケ代を節約できる「格安SIM」とは?MVNOサービス解説
・どのショップで格安SIMカードを買うとお得?通販・量販店・携帯ショップ比較