モバイルニュース:ドコモ、au、イーモバがプラチナバンド獲得

6/27のニュースで、「プラチナバンド」と呼ばれる周波数帯の700メガヘルツ帯の通信用電波帯をNTTドコモ、KDDI、イー・アクセスが新たに獲得したそうです。

これまでにこのプラチナバンドはソフトバンクが先行して取得し、話題になっていましたが、残りの大手キャリアも追随してきた形になりました。

ソフトバンクの公式ページを見てみると、このプラチナバンドに対応した携帯電話・スマートフォンでは、従来の周波数帯を使った端末に比べて通信状態がかなり向上するとのこと。これは、広範囲まで届く電波強度と、建物内まで回り込んでも強度が衰退化しにくいという性質によるものだそうです。

 ドコモやauは、このプラチナバンド帯を次世代高速通信の「LTE」 サービスに利用する予定だそうです。現在はまだLTEは一部地域でしか使えないという状況が続いていましたので、これで今後は一気に利用範囲が拡大しそうです。

ちなみに、このプラチナバンド帯での通信を利用するには、対応機種さえ使っていれば設定・アップデートなどは必要なく、自動でプラチナバンド帯に切り替わって電話・データ通信ができるようです(ソフトバンク公式ページ参照) 。ソフトバンクのプラチナバンド帯対応機種は、公式ページで一覧が表示されていますが、2012年の夏モデルはスマートフォン、3G携帯電話ともに大体対応しているみたいですね。もちろんiPhone4SやiPadもプラチナバンドに対応しています(3G/3GSは未対応のようです)。

4Gデータ通信ではソフトバンクが一歩リードしてつながりやすいといわれていましたが、今後はどのキャリアも変わらないという状況になりそうです。各キャリアとも2000億円以上を設備投資にかける計画があるそうなので、通信費が安くなるようなことはなさそうですね・・・。

つながりやすいのはいいことですので、今後の通信網発展には大きなニュースとなりそうです。

Pocket

This entry was posted in 未分類. Bookmark the permalink.